あれは俺が高3のときの冬のことです。学年末試験が終わりあと数回登校すれば卒業という時期でした。HRの時間が終わったときに急に担任のO先生が


O先生「ルーク君。卒業式の目録やることになったから二月の末日に練習するから登校してね。



という戯言を言ってきた。

ちょっと待ってくれ。なんで俺があんなかったるいことをしないといけないんだ!候補なら他にいるだろ!

ルーク「ちょっと待って下さいよ。なんで僕なんですか?」

O先生「ルーク君の成績が学年二位だったから。」


そうなんです。中学校時代はすごいお馬鹿で三流高校にしか入れなかった俺ですが、高校ではなぜか試験で高得点を取り続けて常に上位クラスにいたのが災いしてしまいました。


ですが、学年末は勉強しなくても卒業確定でしたので、毎日ゲームばかりしてたのになぜに二位なんですか。他の人もっと頑張ってよ。サボリすぎだよ。



と、いうわけでかったるい白羽の矢が俺に降ってきました。大変迷惑です。



2月から自動車学校に行きましたが、行ったところが最悪なところで全然教習を進めてくれない。

1週間に1回くらいの最悪ペース・・・しかも、練習日と教習の日にちが被ってしまう。

しかし、

俺は何の迷いも無く教習に行きました。だってあんなくだらないことやるより自分のために有意義な時間を過ごした方がいいじゃないですか。


無事に教習が終わると事務員の人が来て

事務員「ルーク君。担任の先生が来てるよ。」

ルーク「へ?????」

ま、まさか俺を追いかけてこんなところまで来やがったのか?なんという根性。そんなに俺に目録を読ませたいのかよ。


観念した俺は白旗を上げて降参。そのまま車に乗せられて強制拉致されました。


担任からはそんなに苦情を言われなかったが、学校に着いてから多少の説教は食らった。まったくかったるいかぎりだ。

こんな変なのを使わないでもっと真面目なやつを使えよな。


こーして俺は、1時間くらい退屈な練習をやらされたのでした。



ちなみに他にもいろんな練習をするやつがいたのですが、サボったのは俺だけでした。
     

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